■プレスリリース日付:2023.09.05 13:10のプレスリリース
■プレスリリース元URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000062916.html
業界初!『商品デザイン用画像生成AI』を活用したデザインで伊藤園「お~いお茶 カテキン緑茶」リニューアル発売
~生成AIでクリエイティブの創造性を広げ、新しい価値を提供~
株式会社プラグ
2023.09.05 13:10
デザイン開発とマーケティング・リサーチを行う株式会社プラグ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小川 亮)は、パッケージデザイン用に改良した『商品デザイン用の画像生成AI』を開発(以下、本AI)。この度、株式会社伊藤園 (本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:本庄大介)の『お~いお茶 カテキン緑茶』のリニューアル発売(23年9月4日)に際し、本AIのパイロット版を活用いただき、デザインが開発されました。本AIサービスを使いデザインが発売されるのは『お~いお茶 カテキン緑茶』が初めてです。
『お~いお茶 カテキン緑茶』のデザイン開発において、本AIを複数回活用。本AIで生成された画像を参考に、イラストやデザインをデザイナーが作成しなおし、商品デザインを完成させています。本AIを活用することで、短時間で大量の多様なアイデアの創出が可能になります。また、デザイン開発の初期から具体的なデザインを確認できるため、デザインの方向性の共有化が短時間で行え、意思決定が早くなり、デザイン開発の期間を大幅に削減することができます。本AIで、マーケターやデザイナーの創造性を広げ、より高度化された効果的なデザイン開発を実現します。
デザイン開発の流れ
『お~いお茶 カテキン緑茶』のデザイン開発では、本AIを複数回活用しました。また、当社が提供しているAIが消費者の商品デザインへの評価を瞬時に予測する「パッケージデザインAI」を使い、どのデザインが消費者に好まれそうかを確認しながら、デザインを絞り込みました。
1.本AIでデザインを生成
2.生成したデザインを見ながら、方向性のディスカッション
3. デザイナーによるデザイン作成
4.パッケージデザインAIで評価し、デザインを絞りこむ
5.デザイナーによるデザインのブラッシュアップ
※1~5の作業を複数回繰り返し、最終的な商品デザインが決定しました。
株式会社伊藤園 マーケティング本部 緑茶ブランドグループ 商品チーム 柿崎 美智子氏のコメント
商品のデザインをお願いする際に、意図する内容を適切に言葉で伝えることの大切さと難しさを感じています。今回、本サービスを活用することで、人間同士のコミュニケーションに生成AIという新たなツールが加わり、これまでとは異なる角度でクリエイティブをつくり上げることが出来ました。短い開発期間で、バラエティに富んだデザイン案から、方向性を合わせていけることは本サービスの魅力であると感じています。
『商品デザイン用画像生成AI』について
当社がパッケージデザイン用に改良した画像生成AIです。テキストを入力するだけで、商品デザインの生成が可能になります。
【活用のメリット】
1.短時間で大量の多様なデザインの生成が可能になり、デザインのアイデアの幅を広げることができます。
2.打合せをしながら画像を生成しデザインの方向性を議論できるので、合意形成がスムーズになります。
3.デザインの方向性を明確にした上で制作ができるので、デザイン開発の短縮化が可能になります。
今後の展開
今回で活用された本AIは学習データを飲料に限定したパイロット版です。現在、多様なカテゴリーの商品パッケージ開発でお使いいただけるよう、食品や日用品など様々なカテゴリーで改良を進めています。本年11月に飲料と食品カテゴリーに限定したβ版を、来春には飲料と食品に加え、日用品や化粧品など非飲食系のカテゴリーで使える正式リリースを予定しています。
商品デザイン評価サービス『パッケージデザインAI』 について
1020万人の消費者調査の結果を学習データに使い、東京大学と共同研究したAIシステムで、従来のデザイン開発の時間とコストを大幅に短縮するサービスです。開発中のデザイン案をウェブにアップロードするだけで、消費者がデザインをどのように評価するかをAIが10秒で予測します。新商品、リニューアル商品の売上アップや、商品開発に携わる商品開発担当者やブランドマネジャー、デザイナーの業務効率化といったメリットを創出します。短時間・低価格で結果がわかるので、デザイン改良をするたびに効果検証することができます。大手食品、菓子メーカーなどが「パッケージデザインAI」を活用し、商品の売り上げが大きく伸びるという事例もでています。
『第4回日本サービス大賞』総務大臣賞(主催:公益財団法人 日本生産性本部 サービス産業生産性協議会)『第3回 スタ★アトピッチJapan』アトツギベンチャー部門賞(主催:日本経済新聞社)など多数受賞。
※サービスページURL: https://hp.package-ai.jp/
所在地:東京都千代田区神田神保町1-3-5
代表者:代表取締役社長 小川 亮
事業内容:パッケージデザイン開発、マーケティング・リサーチ、商品開発支援、デザインAIの開発・提供
URL:http://www.plug-inc.jp/
社内にマーケティング・リサーチ部とデザイン部を有し、パッケージデザイン評価について、国内で有数の実績があります。代表小川は、(公社)日本パッケージデザイン協会 理事長、(一社)日本マーケティング・リサーチ協会 理事、早稲田大学 マーケティング・コミュニケーション研究所 招聘研究員、明治大学 グローバルビジネス研究科(MBA)講師等を務めます。著書に『会社を成長させるデザイン力』(日本能率協会マネジメントセンター) 『売れるパッケージデザイン150の鉄則』(日経BP)等があります。
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